東京ドームは野球観戦には何回か行ったことはあるが、観客席から箱庭のように狭く感じるグラウンドを上から眺めるだけだったので、いざ階段を下りてプロの選手達がプレーする現場に立つと、さすがに広いので驚いたものだ・・・。
ここでプロ野球のスター達が大観衆に囲まれ肉体と精神を酷使して生活の糧を得るのに必死でやっているのか、と思うと一種の感動を覚えるのであった。
この広いドームに世界中から古美術工芸品、ブランド宝飾品、産地直送品などの所謂『骨董品』が集められて即日販売をする「私の逸品探し」に大勢の人が集まるのが今回のイベントなのである。こういう物に興味のある人にはたまらないのであろう・・・。
今ではその世界では知る人ぞ知るという有名人になっている彼は、このような催事が全国のデパートなどで頻繁に開催されるたびに必ず顔を出しているという業界の常連とのことである。東松山の本店は週に3日ほど開け、あとは東京の店と<買い付け>と称して“自分の慰安旅行”(?)に年に何回も世界中を飛び回るという何とも羨ましいほどの国際人なのである・・・。
自分などは埼玉と東京周辺を行き来するのが関の山で、飛行機に乗ることはめったにないので、果たしてこんな人生でいいのかな〜?と彼の話を聞くたびに考え込まされるのである。つい最近も、ドイツ、イタリアそしてアメリカのフロリダまで行って来たよ!とかとウソのような平気な顔をして、まるで我々が名古屋か大阪へ行って来たような感覚で話すのである。
まあ確かに、ちょくちょく行けば誰でもそうなるのだろうが行けない者には羨ましく写る。
今は既に無くなった銀行マンから転身して実家の時計屋を継ぎ、試行錯誤の末と思うが、どこにでもある時計屋から差別化を図り、アンティック時計を扱う“オンリーワンの時計屋”に変えたマーケティングセンスが功を奏して、今やこの店には色々な宣伝媒体を通じて全国各地からアンティック時計ファンが買いに来る。このような大成功をしている店が当地にあるという事実を『一店逸品運動』をしている商工会の幹部の人達は気付いているのだろうか。只の“一店一品”を“逸品”と称して補助金に頼った自己満足運動をしているようなことはよもや無いと思われますが・・・。
今こそ、根岸時計店の店主を『一店逸品』の講師に招いて、忌憚のない意見交換をすることも新しい商工会には必要なことのような気がするのだが如何なものでありましょう???
|