| 先日、この新東京タワー建設予定地を視察する機会があり参加したのだが、いざ現地に出向いて自分の目で見て説明を聞くと、悔しいかな“これはやはり埼玉では勝てないな!”と感じたのである。東京への一極集中は絶対に良くないと言いながらも、やはり東京は世界の都市であることから、観光立国をめざす国策の観点からしてもつい東京に軍配が上がってしまうのか?
そのポイントは、@国内だけではなく世界中から観光客を集められる要素、すなわち、浅草、国技館、江戸東京博物館があり、そして奥座敷には日光が控えている。
Aこの押上地区という所は鉄道の便に恵まれていて、東武線と京成線そして都営地下鉄線の集まる交通の要所で、03年には東京メトロの半蔵門線が延伸されたことでより便利な場所となった。B奇麗とは言えないが大きな隅田川が流れていて船が往来出来る水辺があるというのはヨーロッパのセーヌやドナウ川のような雰囲気の観光開発が出来る可能性がある。
なるほど、これだけの条件があると内陸の埼玉ではとても魅力で負けてしまうと感じた・・・。
この押上地区から歩いて10分位の所の隅田川沿いにあの有名なアサヒビールの本社ビルがあり、その最上階のレストランで昼食を食べたが、ここは花火大会の時にはアサヒビールのお得意客の最高の接待場所になるということだった。確かに眺めが良く、新タワーが出来ると目の前にそびえ立つのだと言う。
ここから歩いて直ぐに地下鉄とJRで一駅距離で両国に着き江戸東京博物館と国技館があり、又その近くに話題のアキバと新型ショッピングセンター『オリナス』の出現で賑わう錦糸町があるという具合で一昔前では考えられないような垢抜けした<東京東部地区>となる“新東京タワー”構想なのだという。
それにしても東武鉄道は又しても伊勢崎線沿線が活気付き、わが東上線への力の入れ具合は骨抜きになってしまうのか?世界から注目される鉄道会社となるのなら<偏った地域だけの発展>を考えるのではなく、もっと大きい広い視点で日本の地域開発に貢献してこそ名実共に“東武”の存在感が増すと思うのだが経営者の皆様は一体どんなお考えなのであろうか?東上線沿線の乗客の生の声を聞いて実情を把握するくらいの前向きなサービスが欲しいと常々思いつつ、今日も隣の乗客に気を使いながら満員の“不快なベンチシート電車”に身をかがめている現状である。一刻も早く東上線に座席指定ビジネス特急を導入する努力をすることが今こそ東武鉄道に求められていることを強く申し上げておきたいのである。
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