書道塾の改革

2006.25

お父さんのためのカルチャー教室のつもりで始めた書道塾も1年3ヶ月が経過するので、久しぶりでその様子をお伝えすることにしたい・・・。

藤井先生は月に3回愛車の豪華クラウンではるばる千葉の市川から東松山まで生徒のために来てくれる。恐らく車中では復習ということを全然しないいい年の塾生達の一人一人の顔を思い浮かべ、クセ字の矯正をどのようにしようか?などと考えながら好きな演歌「大阪で生まれた女」を歌いながら運転してくるのだと思う。飲むと大変面白い芸達者な先生で、宴席を楽しませる“座布団芸”などはサラリーマン時代の営業努力を彷彿とさせる定評のある持ち芸の一つである。

 

最近、お父さんのための夜間部の他に午後四時半から六時までの女性対象の昼間教室も総勢4人で始まっている。だから、どことなく先生の顔にも嬉しさとやり甲斐のような表情が感じられる・・・。ただ心配なのが、夜間部の生徒の集合時間がまちまちとなってきていることと「私語」が多くなったこと、そして先生の許可も得ずに終了時間前に勝手に「筆洗い」をしてしまい、反省会に想いを巡らせているような落ち着きのない生徒もいるので現場を預かる用務員としては学級委員長に対処を要請したということである・・・。人生経験豊富な学級委員長だけあって、即座に用務員の報告に基づき天の声ならぬ“名裁定”を下したのには感心した次第であった。

遠くから駆け付けてくれる先生、一日の仕事疲れの生徒達、その両者に均等に配慮した時間配分、終了後の大人の時間の使い方にまで言及しているところは終了時間まで持たない“だだっ子”ならぬ“徘徊児童予備軍”と命名された生徒にも拍手で迎えられるという画期的な裁定となった・・・。

内容は、1時間目を6:30から7:30までとし、10分間の休憩を取り、2時間目を7:40分から8:15分までとする。そして千葉まで帰る先生を直ぐにお見送りをしてから“筆洗い”などの帰宅準備をすれば、ちょうど8:30には終了できるというもの。その後については、家に帰りたくない人、家に帰っても食事が用意されていない人は二人の代行の指示に従って自腹で勝手に飲んだり食ったりするのは自由とする・・・。
 
この名裁定により、貴重な時間を集中して書道に打ち込むことが出来る環境が整うので生徒の腕もさらに上達することが期待され、一時は今流行の“学級崩壊”になるのではないか?と一人で苦悩していた人一倍まじめな用務員は「心労によるストレス症候群」という医師の診断からも解放されて、久しぶりの笑顔で美味しいビールを飲んだと言うことである。