埼玉を彩る上田知事の政治

2006.5.31

上田清司埼玉県知事が誕生して2年9ヶ月を迎えた5月の末に東松山で県政報告会が開催された。知事がまだ国会議員になる前からの深いお付き合いがある地元を代表する名士が発起人となり知事の後援会となる『比企清友会』を発足させた記念講演であった。

上田知事の魅力は、5度目の挑戦で衆議院議員に当選したにも拘らず泥臭い疲れた政治家の雰囲気を微塵も感じさせず、清廉な若さと意欲に溢れていることである。政治家と言われる人種の多くは、どん底から這い上がり散々の苦労の末に知事の椅子をつかんだとなれば、行く先々で日の丸の小旗くらい振らせて黒塗りの公用車から手でも振って降りる偉い方達と一般には思われている。しかし、上田知事はそういうパフォーマンスは無駄なことと思っているようである。

知事入場
   

実は私も同じ考えであるが、果たして知事になれるものかどうか?と自問した時に誠に残念なのだがその資質は無いという結論に至った次第である。

さて、全国の知事の中でも上田知事は東京の石原慎太郎都知事と並び称される古い自民党的発想の政治手法から脱皮した所謂マスコミが飛びつきたくなるような斬新な政策を打ち出して着実に成果をあげている新時代の知事であると思う。
行政に民間の経営的発想を取り入れ、数値目標を掲げて結果を出しているのは北川前三重県知事と上田知事くらいしか居ないのではないかと思う。民主党国会議員の時にも予算委員会等で大きなパネルを使っての与党追求は上田さんが走りで今ではそれが流行となっている。そんな訳で、埼玉県庁では至る所に目標スローガンや結果のグラフが張られているということだ。そして、その結果、数百億単位で無駄な予算が削られ有効活用されている。県税滞納や交通事故への対処や警察官の増員などにもはっきりとした成果が出てきているようだ。

最近では、埼玉への企業誘致活動に力を入れ、“待ち”から“攻め”の作戦で大ヒットを飛ばしている。ホンダの寄居新工場建設決定などは比企の地元にも莫大な経済効果を産むことだろう。『渋沢栄一ドリームベンチャー賞』の創設など中小企業の支援にも大きな夢を与えているのは素晴らしい!の一語である・・・。

政治というのは簡単に言えば、“住民に夢と元気を与えて、活力を出させることである。”と思うが、どうも最近の政治家は自分や取り巻きだけが元気になることにばかり精を出す輩がやたら多いのには本当に呆れるばかりである。そんな輩が「政治屋」と揶揄されるのであろうが・・・。

上田知事の選挙はお金をかけないクリーンな選挙をすることで定評があるが、まさしくだからこそ政治に知恵が働き、真の政策が生まれ、それを訴えて、理解をしてもらう困難さにめげずに諦めなかったからこそ知事の座を獲得することが出来たのであろう。
ただ、ひとつ危惧されるのは政策などはそっちのけで飲めや歌えやの選挙手法に飼い慣らされてしまった県民がいまだ大勢いる!という現実があるということだ。
しかし、知事の埼玉発展に賭ける情熱と柔軟な発想を持ってすればこの心配もたわいのない事と一笑に付されるのでありましょう・・・。

知事講演
記念に

知事と東松山坂本市長
知事を囲んで